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坂東玉三郎さん 下関公演

2008年07月28日

2005年2007年に続き、坂東玉三郎さんの3度目の下関公演が実現されることとなりました。
公演は11月4日(火)午後3時開演。演目は、「雪」「葵の上」「鐘ケ岬」の3舞踊作です。
去る5月21日は玉三郎さん御本人が記者発表のため来関されました。
玉三郎公演となれば、御覧になる側も催す側も力が入るものですが、当の御本人は大変柔和で奥床しい方だとお見受けします。けれど芸に対してはどこまでも奥深く細やかな情熱をお持ちで、長年に渡り人々を魅了してきた所以を感じずにはいられません。

チケットは絶賛発売中です。年間でもごく限られた日本地方公演の中、下関市民会館に白羽の矢が立ちました。皆様どうぞこの機会をお見逃しなく。
遠方からの玉三郎ファンの方々もぜひお越し下さい。

ポスター ・ 写真: 篠山紀信 / デザイン :升本猛

公演チラシPDFファイル(2.45MB)

公演ポスターのデザインを担当させて頂きました。
これからパンフレットの製作に入ります。

公演場所 下関市民会館(大ホール)
公演日時 2008年11月4日(火)
開演 午後3時 (開場 午後2時)
席種・料金 特別席 ¥17,000 (売切れ)
S席 ¥13,000 (売切れ)
A席 ¥9,000
B席  ¥6,000
お問い合わせ

坂東玉三郎特別舞踊公演事務局
〒750-0025
下関市竹崎町4-5-1 市民会館内
TEL & FAX : 083(222)5674

演目
「雪」 今は仏門に入った女が、男の訪問を待ちわびて一人寂しく過ごした雪の夜を思い出しつつ、今もなお捨てきれぬ煩悩に静かに攻め続けられる姿を描く。
「葵の上」 六条御息所は恋しい光源氏の姿を一目見たいと牛車の中から見学するが、光源氏の正妻 葵の上の従者により牛車を打ち砕かれる。
その事件をきっかけに、才媛で身分の高い御息所も、源氏への思いが葵の上への激しい嫉妬へと代わり、生霊となり毎夜葵の上の枕元に現れ葵の上を苦しめる。
「鐘ケ岬」 宿の娘 清姫は宿泊した安珍に激しく恋をするが、修行僧であった安珍は清姫の思いに応えられぬまま立ち去って行く。激烈な恋慕の果てに彼を追いかけ、ようやく紀州道成寺で追いつくが、安珍は鐘楼の鐘に隠れてしまい、清姫は鐘ごと安珍を燃やし尽くし、自らも入水する。時が経ち、新たな鐘の釣鐘再興の日、亡霊となり現れた清姫は恋する女心を謳い、舞う。